コメディアンで、人気司会者の島田紳助(しんすけ・しまだ)が、ヤクザと付き合っていたことを反省して、突然引退した。このセンセーショナルなニュースを受けて、コメディアン仲間の発言も続いている。
毒自舌で知られるコメディアンの笑福亭鶴光(つるこう・しょうふくてい)は、テレビに出演し、日本の芸能界とヤクザの関係を暴露した。 「芸能界で働いていると、出演中に、視聴者を笑わそうとして、つい危ないことを言ってしまう。そして、その発言が、解決できない問題に発展してしまうこともある。それに関して抗議された場合に、テレビ局は守ってくれない。プロダクションも守ってくれない。マネジャーもすぐ逃げてまう。警察や、弁護士も、すぐには動いてくれない。そこで、闇社会に頼むしかない。仕方が無い」
ただ、問題の解決をヤクザに頼むと巨額の費用がかかるようだ。鶴光(つるこう)は、「芸能人の場合は、すごくお金がかかる。知人の話では、1回の解決料金が、芸能人の有名度によって、1,000~5,000万円(370万バーツ―1850万バーツ)もする。私だったら、5000万円する」
鶴光がこのような説明をするのは、島田紳助とヤクザとの関係が、紳助のテレビ番組中の発言をきっかけに始まったという見方があるからだ。紳助が、危ないことを言ってしまい、それがヤクザとの揉め事になった。そこで、別の有力なヤクザに解決を依頼した。それ以来、その解決をしてくれたヤクザと、不動産事業でも協力していきたらしい。
芸能人は、お金があり、また目立つ存在のため、ヤクザにとってもメリットのある交際相手だ。鶴光によると、人気司会者である紳助の資産は、40億円(15億バーツ)もあるようだ。
鶴光は次のように話した。「昔は紳助とよく仕事した。今は55歳になった。彼は芸能界をやめても、40億円も持っている。絶対死ぬまで安泰です。ところが、人間は不思議です。お金をたくさん持った人が、忙しい仕事を、ピタッと辞めると、精神もプワッと気が抜けます。そして、コロッと死ぬ可能性がある。私それを願ってます(笑)」