東京では、2012年春の開業を目指して、新電波塔「東京スカイツリー」の建設が進んでいる。「東京スカイツリー」の高さは634メートルで、自立式電波塔では世界一の高さとなる。
「東京スカイツリー」には展望台が2カ所ある。地上345メートルの高さにある第1展望台は、収容人数が2000人。入場料金は大人2000円(740バーツ)、小学生900円。ガラス張りになっていて、富士山や東京タワー、東京湾などが見える。カフェやレストラン、売店も設置される。
第2展望台は地上450メートルの高さにある。収容人数900人。入場料金は、大人が3000円(1100バーツ)、小学生は1400円。晴れた日は約75キロメートル先の景色まで見えるという。この展望台は日本一の高さとなる。
「東京スカイツリー」の建設費は650億円(240億バーツ)。その役割は、関東地方にテレビなどの電波を届けること。電波を出す機械の置き場所が中にあり、放送局に貸してお金を受け取る。しかし、投資額の回収と、維持費のために、これだけではお金が足りない。入場料は大切な収入源となる。
「東京スカイツリー」は開業後30年間、年平均270万人の入場者を見込んでいる。期待している収入は1年間で40億円(15億バーツ)。