日本の新年は、1月1日です。それに合わせて年賀状を送る習慣があります。キリスト教圏の国では、クリスマスにクリスマスカードを送るのが一般的ですが、日本では違います。日本では、ニューイヤーズカードである年賀状を送るのが伝統です。
年賀状はハガキを使い、前年のお礼や、新年を祝う言葉を書きます。また、新年の干支や、新年を表わす絵を載せます。干支以外の絵としては、日の出、しめかざり(正月の飾り)、縁起の良い鶴と亀、獅子舞、宝船などが人気です。しかし最近は、とても自由になっています。自分のオリジナルで、ユニークなデザインに挑戦してみましょう。
年賀状用のハガキは郵便局で予約注文して購入します。郵便局の年賀状には、くじが付いているので、受け取る側に人気があります。また、自分で作ることもできます。その場合は、年賀状と分かるように、大きく「年賀状」と書いてください。
昔は年賀状に筆やペンで文字を書き、絵を描きました。あるいは、自分で木版画を作って刷っていました。しかし、パソコンが普及してからは、プリンターを使って年賀状を印刷する人が増えました。
最近では、インターネットで送る人もいます。しかし、親しい人やお世話になった人には、心を込めて、ハガキを送るのが良いでしょう。文字は筆やペンを使って、手書きしましょう。「昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いします」のような簡単な言葉で大丈夫です。タイの人が日本の友だちに出すときは「またタイに遊びに来てくださいね」とか、「私も今年は日本に行きたいです」とか、思ったことを自由に書いてください。
年賀状の絵は、プリンターで印刷しても構いません。PCで描いた自分のオリジナルの絵なら、とても良いでしょう。でも、テンプレートを使っても構いません。最近は自分の家族の写真を印刷する人も多いですね。
年賀状を送るタイミングは、12月の中頃です。日本の郵便局は、受け取った年賀状を保管し、1月1日に配達してくれます。
日本では、年賀状について、気をつけなければならない習慣があります。それは、自分の家族が死んだ年は、年賀状を送らず、また受け取らないようにすることです。家族が死ぬことは不幸で、日本では1年間、喪に服す事になります。喪中にはお祝い事やお目出たいことは避けなければなりません。
そこで、毎年、年賀状をもらう人には、11月までに喪中ハガキを送ります。こうして自分が喪中であることを告げておくことで、年賀状を送ら無くても失礼になりません。また相手も自分の年賀状を送る事を控えてくれます。 by たいすけ